超高密度移植について

標記につき質問です。
NO.1212で林先生が「NHT紀尾井町グループでは、以前は困難とされていたスーパーデンスパッキング(超高密度移植)や1回で2回分の移植を行うスーパーメガセッションなども可能になっており、」と記載されておりますが、以前困難であったことが現在可能になった主な理由は何でしょうか?(特に高密度について)
①単純に先生方の手術スキル(腕)が一律に向上し全員ともより細かい作業となる高密度移植ができるようになったから、②新しい技術または固定化された手法が確立しそれが先生方全員に定着できたから、などが考えられますが、仮に①であった場合は、執刀医の技量により結果が左右される可能性を②より多く孕むと考えますが、実際どうなのでしょうか?
素人の、且つ不仕付けな質問で申し訳ありません。
この「スーパーデンスパッキング」の言葉が出る前にも、御クリニックで高密度移植をされていた先生がおられたようなので、気になっております。

くろ

お返事

くろ様へのお返事

数年前からモニターの方を通じて超高密度移植を試しておりましたが、ようやく超高密度移植を行っても生着率が低下しないことや結果が良いことが確認できたのでNHT紀尾井町グループ全体で承るようになりました。国際学会に研究発表を行う関係でNHT紀尾井町グループの医師が既に超高密度移植を行っていた経緯はございますが、グループ全体で正式に承るようになったのは今年度からです。勿論、不慣れな医師では到底困難なので、医師のスキルアップも関係しますが、主に定着率の低下などの確認作業に日時を費やしていた為とお考え下さい。
日帰りで行うスーパーメガセッションについては、いままでの自毛植毛経験の蓄積で医師や看護婦のスキルアップが可能にした匠の技です。通常、ベテランスタッフが2交代で3000株以上(本数では6000本以上)を夕方までには移植を完了させてしまいます。

医師 林

前の記事
密度
次の記事
冨永先生へ