密度について
何度かこちらで質問させていただいてる者で、現在26歳です。
元々オデコが広い方でしたが、生え際が上がってM型になってきて更に前頭部が全体的にボリュームがなくなっています。
生え際の植毛の密度について質問なのですが、一度の手術で終わらせる予定なのと、二度手術をしてより密度をだすのが前提で行う一度目の手術は違いがあるのでしょうか?
また生え際のラインをあまり下げない程度にして植毛範囲を狭くした方が、高密度の植毛ができるものなのでしょうか?
まだ20代なのでなるべく密度のある植毛をしたいと考えていますのでよろしくお願いします。
N
お返事
N様へのお返事
生え際を下げたり、M字部分の後退を修正する目的では、自毛植毛は理想的な治療法といえます。
生え際を下げる植毛では、既存の髪がないおでこに植毛することになりますので、目いっぱい高密度で植毛する手術方法のいい適応といえます。
植毛範囲が広いか狭いかは、移植密度を制限する要素ではありません。基本的にはどなたにも高密度植毛は可能です。
生え際は一番目立つ場所ですので、仕上がりの密度が濃いほど見栄えがよいです。しかし、1回の自毛植毛で作れる密度には限界があります。どんなに高密度で植毛しても、周囲の正常な既存毛の密度にはかないません。
生え際の植毛手術で大切なのは、植毛密度とともに、生え際を下げる程度です。生え際を1〜1.5cm下げる程度であれば、周囲の既存の髪の濃さを利用できますので1回の植毛の結果で満足できる仕上がりになる可能性が高くなります。生え際を2cm以上下げると、周囲の既存毛の濃さを利用できにくいので1回だけの植毛結果では満足できず、2回目の追加植毛が欲しくなりがちです。
医師 柳生