術式の違いについて
お尋ねします。
1.スリットを入れフォリキュラーUを移植。
2.スリットを入れダブルフォリキュラーUを移植。
3.Choi式による移植。
4.オムニグラフトによる移植。
以上を同一の医師が施術した場合と仮定し、「定着率」・「傷跡」を比較した場合どの程度違いが生じるでしょうか?できれば順番をつけて戴ければ分かり易いです。
T
お返事
T様へのお返事
お問い合わせ、ありがとうございます。
定着率、傷跡に関しては、1,2,3にはほとんど結果に差は出ないと思います。どれもきれいに仕上がります。
発毛率に関しては、2が1,3よりも多少勝ります。その意味で、限られたドナー量でボリューム感を得るには2が有利です。
仕上がりの密集感は1,2,3の順でしょう。自然な生え際を作るにも1が優れています。
微妙な仕上がりが要求されて本数や密度は重要でないまつ毛などには3が優れています。
4に関しては、商品名が出ていますので、コメントは差し控えます。
一般論でお答えしますと、自動植毛機はドナーロスが多すぎることと、仕上がりがよくないので、国際学会では、話題にもなりません。訴訟社会のアメリカでは、自動植毛機を使うとクリニック間の競争に生き残れないので、植毛専門のクリニックはほとんど手作業による株分けと熟練した手作業による植え込みしか行っていないのが現状のようです。ですから、4に関しては、今回の比較の対象にはなりませんでした。
医師 柳生